ハチの巣が作られやすい場所とは
ハチの刺傷被害に遭われてからハチ駆除のご依頼を頂くことも多く、その中でも事前に確認をしていただければハチからの被害を防げたケースも少なくありません。
ハチの刺傷被害を防ぐ為にも、蜂の巣を作り出す春先から初夏までに一度周囲の確認して刺される前に蜂の巣がないか確認していただく事をお勧めします。
基本的にはアシナガバチやスズメバチは気に入る場所があればあればどんな所でも巣を作りますが、ハチの駆除依頼が特に多い場所を下記にまとめましたのでご自身でハチの巣を作られていないか確認する際の参考にして下さい。
アシナガバチが営巣しやすい場所
アシナガバチも人間と交差する場所によく巣を作る為、スズメバチと同様に刺傷被害に遭いやすい種類です。
アシナガバチは基本的に解放空間にハチの巣を作りますが、24時間換気口の中やエアコン室外機の中などの半閉鎖空間などの見えない場所にも営巣します。
【開放空間でアシナガバチの駆除依頼が多い場所】
軒下・エアコン室外機下部・カーポート・テラス・ポストの下・窓枠サッシ廻り・自転車や三輪車のサドル下・ウッドデッキ下・ゴミ箱の縁・ブロックの穴・散水用ホースリールボックス内・ツツジやカイズカイブキなどの植栽の中・物置の下部・瓦の間・外の棚下など
【半閉鎖空間でアシナガバチの駆除依頼が多い場所】
エアコン室外機内・24H換気口などのダクト内部・シャッター内部・ポスト内部・電気水道メーターBOX内・戸袋の中・お墓・ビニールハウス内・車庫の中など
日常で使用する場所や物よりたまに使用する場所や物の方がハチの巣の発見が遅れ刺傷被害に遭うケースが多いです。
スズメバチが営巣しやすい場所
アシナガバチと同様に人間の生活圏での交差する場所に蜂の巣を作ることが多く刺傷被害に遭いやすい種類です。
スズメバチは種類によって異なるものの、解放空間と閉鎖空間のどちらにも巣を作ります。
東海地方に生息するスズメバチ7種の巣を作りやすい場所を種類別に表にしましたのでご覧ください。
東海地方に生息するスズメバチ |
閉鎖空間 |
開放空間 |
コガタスズメバチ |
× |
● |
キイロスズメバチ |
● |
● |
モンスズメバチ |
● |
▲ |
ヒメスズメバチ |
● |
× |
オオスズメバチ |
● |
× |
クロスズメバチ |
● |
× |
チャイロスズメバチ |
● |
● |
●:よく蜂の巣を作る
▲:稀に蜂の巣を作る
×:蜂の巣を作ることはまずない
【開放空間でスズメバチ駆除依頼が多い場所】
軒下・カーポート・テラス・窓枠サッシ廻り・ウッドデッキ下・ツツジやカイズカイブキなどの植栽の中・など
【閉鎖空間でスズメバチ駆除依頼が多い場所】
屋根裏・床下・壁中・換気口・破風・木の洞・土中・石垣など
ミツバチが営巣しやすい場所
東海地方には在来種の日本ミツバチと養蜂の為に輸入されたセイヨウミツバチの2種が生息しています。
基本的には閉鎖空間に営巣しスズメバチやアシナガバチとは違い、女王バチが寿命を迎えるまでの約3〜5年の間、分蜂を繰り返し営巣します。
稀に樹木や軒下に巣を作ることがあります。
【ミツバチの駆除依頼が多い場所】
屋根裏・床下・壁中・換気口・破風・木の洞・土中・石垣など
タイワンタケクマバチが営巣しやすい場所
在来種のクマバチと大きさなどは変らないのですが、全体的に真っ黒なのが特徴的です。
外来種なのですが名古屋を中心に急速に分布域が拡大している傾向です。
近年東海地方でも駆除依頼・相談が年々増加しています。
【タイワンタケクマバチの駆除依頼が多い場所】
庭木の支柱や添木に使われている枯竹・竹ぼうき・庭などの竹でできた柵など。