スズメバチの引っ越しにご注意下さい

キイロスズメバチの画像

キイロスズメバチ(アカバチ)

他のスズメバチとは明らかにオレンジやキイロ の色見が強く東海地方ではアカバチなどと呼ばれることがあります。

スズメバチの中でもコロニーの数が千匹単位になる事もあり一番数が多く気性も荒く引っ越しもする種なので駆除には注意が必要です。

知らないと恐いスズメバチの引っ越し

キイロスズメバチが引越し先で巣を作り出した画像

スズメバチの引越し

キイロスズメバチ・モンスズメバチ・チャイロスズメバチは、約40日に渡り引越しする習性をもっており、単に巣を撤去・除去するだけでは駆除することは不可能であり、引越し元から飛来した蜂に巣を再生されるだけではなく、巣を取られる・殺虫剤をかけられるなどのストレスを与えられたコロニーによる刺傷被害(人的災害)を引きおこす要因になります。

スズメバチ110番・南勢養蜂場では、こうしたスズメバチの引越し途中の引越し先の初期巣に人的ストレスを与えることにより引越し元・引越し先の双方で引き起こされると考えられる人的災害を大変危惧しており、人災撲滅に向け活動・働き掛けを行っております。

今まで何もなかったのにいつの間にか巣が出来ていたら要注意です。

※コガタスズメバチの蜂の巣とよく似ているので注意が必要です。

キイロスズメバチの引越し途中や引越し先の画像

排気・吸気の狭いダクト内に巣を作った画像

ダクト内に営巣したキイロスズメバチ

卵を産みながら徐々に巣を拡張していき巣を作り始めてから約一か月もすると働きバチが徐々に生まれ始め巣を拡張するスピードも加速していきます。
最初に営巣した場所が狭くなったりすると解放空間へ一か月ほどかけて引越しをします。

※屋根裏の様な空間が広い場所に営巣した場合は引越しせずその場所で巣を拡張していきます。

引っ越し元から引越しを始めた数日の画像

キイロスズメバチが引越しを始めてから4日目の巣

元の巣から飛来したキイロスズメバチ

※巣が小さいからと殺虫剤を散布しがちですが、逆にコロニー全体を刺激してしまい刺されるリスクが高まりますので絶対に止めましょう。ハチの数が少なく感じますが、元に巣があり蜂も倍以上います。

引っ越しが始まってから7日程経った巣の状況

キイロスズメバチが引越しを始めてから7日

学校などでも夏休みが明けて登校したらとんでもなく大きい巣がいつの間にか作られているので駆除してほしいなどのご相談をよくいただきます。

引っ越しの期間も終わり元の巣から引越し先に全て移り巣を拡張している画像

10月のキイロスズメバチの引っ越しの巣

引っ越しも終わり後は巣を拡張していくだけですが、この時期になると気温も下がり昆虫などの餌が少なくなっていくためオオスズメバチが他のスズメバチの巣を襲撃しだす時期になるのでかなりピリピリしだします。
巣の下を歩いただけで刺されてしまうこともあります。